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長い間敬遠していた時代遅れの３５−７０ｍｍという焦点域のズームを愛用し始めている。幾度となく、せめて広角端が２８ミリだったらとか、このズーム範囲は一歩前進一歩後退でカバーできるとか最短が今どき１メートルなんてとか書き散らかしていたが、カメラに付けた姿が私が結構気に入っている。ニコンＦ６０にＡｉＡＦ２４〜１２０ｍｍ／３．５〜５．６Ｄのズームを付けた姿（どっちも持っていないが！）に似ているという理由の前では、さっきの能書きは脆くも崩れるという精神のカタルシスを経験した。初期型は日本製であるが、写真は後期型である。
このレンズと８０〜２００ｍｍ／ｆ４のズームに２１ｍｍかなんかがあれば、ヒマラヤの頂きからアマゾンの奥地までなんでもこいという気持ちになってしまう。常に機材の軽量化を図り、もう若くはない自身の腰への負担を減らす意味でも役立ってくれるのではと密かに期待している。でも、キヤノンＦＤの２０〜３５／ｆ３．５Ｌと８０〜２００／ｆ４ＬにＦ−１という選択もあり、マルチ・マウント特有の悩みが顕在化しているのも事実である。
このずんぐりした鏡筒のスタイルに惹かれる。最新型には２つのチョイスがあり、３５〜７０ｍｍ／ｆ４と超弩級のｆ２．８がある。ｆ４の方は結構扱っている店が多いが何故かｆ２．８は扱わなくなっている。入荷数量が極端に少ないのも原因の一つだろうかと思っていたら実際、製造中止になっている。（後日談）あまりの製造の難しさにお手上げになったとライカ社がコメントしている。
このズーム、最短の弱さ以外、欠点が無い。たいへんクリアーな写りをするし、ヌケがいい。
Zooming range
of 35mm-70mm is already out-dated from today's standard. The
zoom lens of today, at least, should have a 28mm perspective.
There are number of zoom lenses which already meet these requirement
with high-quality.
Does above-mentioned
fact move this lens out of the book ? The answer is No ! The
reason is that this lens still keeps its quality to serve your
needs perfectly.
With 35mm-70mm,
80mm-200mm/f4 Zoom is a good companion and we are sure that more
than 80% of application can be covered by these two lenses. If
you add 19mm or 21mm those lenses cover almost all the situation.
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