Ｒ４〜Ｒ７までのボディにモードラを付けておられる方は、その三脚取付け穴が妙に中心を外していると思われないだろうか？本来、三脚穴があるべき位置には、ボディとモードラを連結するためのネジがあり、苦肉の策でモードラ全面の右側に移動させていると思ってる方も多いと思う。

まあ、「止むに止まれぬ苦汁の選択」とは、言い過ぎであろうが、「しょーがねーなー」位は覚悟していたのでは、なかろーか？

ところがっ！

こんなものがある。鋳物でしっかりとした不思議なものである。

ジャジャーン！

これが「噂の」１４２８４、別名「モードラＲ用三脚アダプター」である。おなじみの５ケタの製品番号からして、ライカ純正品である。鋳物というイメージから、マンフロットが出してるっぽいが、否、正規品である。

ネジ穴と２個のネジからなる、奇怪な代物である。

で、こうなる。モードラＲの三脚穴とグリップ取付け用のネジ穴に「ぐりぐりっ」とネジ込むと、こーなる。

物凄くしっかりと固定され、揺るぎもしない。

で、「グリップは、使えないの？」との素朴な疑問には、答える術が無いのだが、筆者の個人的好みでは、グリップは、通常、使わずにモードラＲのみをボディに固定してモードラのシャッター・レリーズ・ボタンを使うほうが使いやすい事が多い。この方が安定するのである。しかもＲ７とそれ以前の機種でグリップが違うといった面倒臭さもないし、カメラ・バッグへの収まりも格段に良い。お試しあれ！

で、結局、こー使う。

モードラＲが現行品の内に、アクセサリーとして入手される事をお勧めする。望遠系では、モードラＲの三脚穴に直接雲台を固定する場合との安定感が違う。また、ライカ社もこのような使い方を推奨してはいない。

これは、必需品である。