私は、天文写真の専門家でもなんでもないが、このＴ２マウントを介して　Ｍｅａｄｅ社の小型軽量なマクストフ・カセグレン反射型天体望遠鏡に接続したＲボディの美しさに惚れ込んでいる。なにか、愛玩の手から離れて、仕事をするカメラという印象がする。

この機械感が堪らない。と言っても、この昼のさなかに、こういう撮影を行っていることから、実際、星空に「思いを馳せ」ていないことが明白になるという告白でもある。

余談だが、このＭｅａｄｅ社の天体望遠鏡は、簡易型赤道儀をはずしてフィールド・スコープとして三脚に固定可能で、よく考えてあると思う。確か、現行機にはリモート・コントローラー及び自動的に星を追尾するシステムが付加されていると思う。

そもそもＴ２マウント・アダプターは、Ｒ用としては４２３０５の製品番号で数千円で入手可能であり、フィールド・スコープであるプラドヴィットに専用アダプターを介して接続する為の現行製品であるが、こんな、カメラのダイナミックスを感じさせてくれるとは思っていなかった。また、すこぶる不便ではあるが、タムロンの初期の製品（Ｔマウント）やビビターの初期製品も装着可能であろう？と想像している。

現状で、Ｒマウント以外のレンズ選択肢が無い（中判レンズ、タムロンアダプトールＩＩは別として）Ｒファンにとって福音となるのかどうか？