正式名称を失念してしまったが、要するに望遠レンズ使用時のストックが、「あーやって、こーする」と不思議、不思議！簡易型三脚にもなるという代物。中古の Telyt-R 400mm/f6.8 を買った時に革のケースと一緒に付いてきた「おまけ」であるが、その使い方を知るや、「これは、これは」と喜んでしまった。旧型のストックが「手持ち」のみの用途だったのに比べて進化している。

折り畳んだ収納時には結構小さくなるとはいえ、あっちこっち出っ張ってて簡単には行かない。しかし各部はしっかりと作られている。グリップ上部に開いた穴にモーター・ドライブのリモート・レリーズを突っ込んで固定可能（Ｒ８も可）。望遠レンズの三脚座にグリップを固定して、スナイパー感覚ですこぶる調子がイイ。

肩当ての部分を外して、グリップ下部に固定すると簡易三脚になる。簡易といっても大変しっかりしているので、重量級レンズでの充分に使用に耐える。ただし、ご覧の通り、地面に「はいつくばる」必要があるのはご愛嬌！

セット・アップしてみると私などはそのメカニカルの権化のやうな姿に「うっとり」してしまって撮影する事を忘れてしまうので、なるべく使わないようにしている。