Ｒ６、Ｒ６．２、Ｒ７にはカメラ正面向かって左側のレンズ・マウント側面に小穴が開いていて、ここにレリーズを挿せば、撮影の際、事前にミラーアップが可能となる。その作業を簡略化するためのノブが売られている。小指の先位の大きさの部品であるが、頻繁にミラーアップを行う際には大変重宝する。カメラに実際に取り付けた場合も、きっちりした固定感があり、好ましい。

残念なことは、このノブを用いてもシャッターが切れた後に、ミラーが復帰してしまうので、Super-Angulon-R 21mm/f3.4 は、結局 Leicaflexでの使用のみとなってしまう。

写真右側がボディへのネジこみ部で、左側の小さな棒を押してミラーアップする。

実際にミラーアップをした後、シャッターだけを切ると静かそうなものだが、流石にＭ型と同様とはならない。縦走式のシャッター膜のせいだろう。しかし、実際のシャッターショックはかなり軽減される。ベローズを用いず、マクロ・レンズを用いた簡易な（と言っても現在はこれが主流であろうが）接写撮影の際に、ダブル・レリーズの必要が無くなるが、シャッター・ボタンにはレリーズを付けるのだからとかなんとか考え込むと、眠れなくなってしまう。

結論：結構、「バタつく」のである。